一寸一言

  029

日毎感じたことの超短編メモ、忘備録です。メモで書き足らなければ、(少し大袈裟ですが)増補 ・改編版を後日雑記帳に掲載します。 

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 029 憂さん、大好きな大山に逝く

2010. 6.15

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 3日の朝、山友のラッキョさんから電話が入った。 8時前だったので如何したのかなと一瞬不安だった。 「憂さんが亡くなった。」と
聞いて吃驚。 以前発作のあった心筋梗塞か何かで急死されたかと思ったが、「エッ、事故?」と聞くと、「大山で滑落です。」と応えが
あった。 事故は2日の午後で夕方には南側で発見され病院に搬送されたが駄目だったようだ。 自分は今回29日に入り1日夕方帰
宅したのだが、画像掲示板にラクダの背について危険が増した旨を翌2日朝書き込んでいたが・・・届かなかった。 何処から滑落した
のか不明だが、当時一番危険な個所はコブの東側だった。 31日山頂から縦走しようと歩いたがコブ上で引き返したのだった。
 29日には逆縦走でヤバいなと思いながらも渡っているが、その後状況が一段と悪くなっていたのだ。 人が歩けば歩く程に大山は
何処でも悪くなる。 大山は崩れゆく山だ。 今年は縦走する度に荒れて来ており、5月中旬の歩きの時も出会った人に思わず本音が
出て「私も12月には70歳になるので縦走は今年一杯までです」と話したものだ。 かように状況は悪くなって来ていた。 槍尾根も天
狗の下もそうだ。 春先は何時も荒れているが今年は例年よりも悪いようだ。
 歳は4歳下だったが山の知識や技術、経験は遥かに豊富な憂さんだった。 写真もパソコンも比べようもない程の腕で教えて貰うこと
が多かった。 油断したのか突発的な状況の悪変に出遭ったか滑落の原因は推定の域を出ない。 状況の一寸した見損じによるミス
とその他の不測の要素が絡まった一瞬の出来事なのだろう。
 同じ山友のマークさんからも訃報のメールが届いた。 彼を知る人は皆信じられなくて驚いたことだろう。 マークさんからは葬儀の情
報も入って来て6日に行われた葬儀に参列した。 私の知る山友計8人も同席されていた。 一般席は多くの駆け付けた人で溢れ立ち席での参加であった。 お棺の中の憂さんは心無し寂しげな表情であった。 やり残したことが一杯あっただろう。 多才な彼の次なる
作品を手にしたかった。 残念でならない。 早すぎる不慮の死だが今はもういない。 心から冥福を祈ります。 















 




 

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